うんうん、と首を縦に振り『違うのか?』と聞く。




『・・・多分』

『じゃぁ僕と一緒だな!』



テンションの高さに少し身を引いた。


でもそんな俺のことはよそに、目の前の男子は笑顔で続けたんだ。






『僕、小金井ときみ!お前は?』




急に名前を言われて更に戸惑う俺。



会話の展開が速すぎてついていけなかったんだ。





『僕は・・・近藤悠里』


『ゆーりか!なぁ、遊ぼうよ!』




純粋無垢な顔で笑って俺の目の前に手を出す、ときみ。