『そう。よかったっ』 そして何より、隣で笑ってくれる人がいたから。 この日から俺は少しずつ、この場所に溶け込んでいった。 他の子たちとも話をするようにもなっていったし、普通に食事だってとれるようになっていった。 ただ、夜だけは俺だけの時間が流れていた。 そのことを知っているのは平田さんくらいだけど。 そして、それからあっという間に時間は過ぎて、俺は小学校へ行くことになった。