どうして俺なんかに謝るんだ。




なんで、悲しい目で俺を見て、優しい声で謝るんだ。



このときの俺は、何もわからず・・・ただ何かわからないモヤモヤした気持ちを抱いた。






グーッ―――・・・



『・・・あら?』





そのとき場にふさわしくない音が鳴り響いた。



それは紛れもなく俺のお腹から聞こえた音。





『お腹すいた?』


『・・・・・・』