「ずるじゃないわよ。ちょっと嘘ついただけ」
それをずる休みと言わず、何と言う。
「文化祭があるって言ってたなぁ、と思って。今日は休みます、って休んじゃった」
「仮病とか使ってないんすか?」
「そんな小賢しいことしないわよ。物事はウソ偽りなく言わなきゃ」
「なるほど」
「納得するところじゃねぇ・・・」
バカらしい会話を聞いて、余計に頭が重くなったような気がした。
「可愛くない弟だなぁ」
なんて言いながらまた俺をいじる姉貴。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…