案の定、教室にいた数人は「え?!朝から大胆じゃない?」「沢村、最高!」とか言ってる奴らがいるわけだ。
「お前のせいで誤解が多発だろ!」
「俺も多分そのうちの一人」
「ふざけるな!」
俺と恍は教室を飛び出し、予鈴が鳴って本鈴が鳴るまで走り回った。
琴海は、周りの女子たちに慰められていた。
いや、俺だって被害者だし、慰められている琴海を見るとまるで俺が悪いことをしたような気分にもなったのだが。
多分、これを言うと今度は琴海が落ち込んでしまいそうなのでやめておこう。
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