靴箱に着いて、お互いの上履きを出す。 「今日は20日。文化祭当日なんだから、日にちくらい覚えといてよ」 「20日!?」 「な、なによ」 俺の想像をはるかに超えていた。 これは夢の中なのだから、何でも可能だとは思う。 でも、あの日、琴海が髪留めを無くした日から10日も経っていた。 せいぜい、次の日にタイムスリップかと思っていた。 ってか、俺の夢って毎回良いところで切り替わっているような気がする・・・。