「はぁ…」
「ため息なんてついてどうしたの」
「えっ⁉︎」
「ただいま」
「…おか…えり…なさい」
「ねえ、ため息なんてついてどうしたの」
そう言いながら後ろから抱きついてくる…
これが原因…なんて言えるはずもない。
「何でもないよ」
「ならいいけど、あんま無理すんなよ」
「フッ」
「わっ、ちょ、チャコなにすんだよ」
チャコはまるで私の思ってることを分かってるかのようにいきなり飛び掛かり引っ掻いてる…
「なんだよ、お腹空いてるのか?」
首根っこを掴みチャコを持ち上げ目を合わせて問いかけると…
「フッ」
あぁ…
顔引っかかれちゃった…
「ゔぅぅ」
「なんだよ、お前〜」
チャコは唸って睨みを効かせすっかり気に入ってしまったロフトへ戻っていった…
って鑑賞してる場合じゃなかった。