あらららら!ヤバイよ!
ピンチでっせあたし!
壁に男達に手首を押さえつけられ、
追い詰められた
ヤバイってこれ!
「かわいーな、怖がっちゃって」
うわー気色悪いっ!
手汗ヤバイしベトベトしてるしキモいしなー
やだよぉおぉおおぉお!キモいキモいキモーい
太ももをなでられる
―ブチッ
やべっこいつら殴りそう
殴りそうだよー
殴っちゃダメだダメだぞ妃芽!
落ち着け落ち着け!
誰かーこいつら止めてよ!
じゃないと殴っちゃうって!
すると視界に伶登場!
よしっ!ナイスタイミング伶!!
伶いいよーかっこいいよーヒーローみたいだよ
って!そんなこと言ってる場合じゃない!
「んん!んーいー!!」
「ちょっ!馬鹿!声だすなよ!」
流石伶!耳がいい!
あたしの声が聞こえたっぽい
一生懸命目で助けろって訴える
めんどくさそうにしながらも
こっちに向かってくる。
ホッ…助かった!