「ぁあ、自己紹介がまだだったね、
 えっと、俺は
 これから1組になる
 望月海翔!かいとってよんで!」

「わ、私は湖島結香!
 じゃあ、ゆうかってよんでね。
 私も1組だよ、
 実は中学からずっと1組で
 1組以外がいいな、っておもってて…」


「おれも!
 俺は小学生の時からだよ~!
 まったく、やんなるわぁ~」

「えっ?!
 小学生!?すごっ」

「だろ~!でもこれも運命?!」

「いえてるいえてる!」

面白いほど会話が続く私たちは
そのまま教室につくまでも
ずっと話していた

ふたりが惹かれ合うようになるまでにも
そこまで時間はかからなかった