翔「…え?」


美樹「今、過去を暴露したんだ! 気持ちも爆発させちまえ!」


あたしが微笑み翔を抱き締めると、


翔「……な、んで…っ?」


美樹「全部さらけだしちまえ! あたしや雷炎のみんなにとことん甘えろ! お前は甘えて良いんだ。 感情を押し殺す必要はない」


翔「…っ、う…ふっ…。 どう、し、て…っ」


美樹「泣きたいときは思い切り泣けばいい。 そのかわり、泣いた後は思い切り笑うこと」



翔「…っ、う、…っ!」


美樹「声、殺さなくてもいい」


翔はあたしがそう言った瞬間、


翔「っ、…う、うああぁぁぁあぁあっ!!!」


泣き叫んだ。