堅「で、大丈夫なのか?」 美樹「ああ、大丈夫だよ。 大体は出来てる、ってかさっき考えたから」 あたしが笑顔でそう言うと、けんちゃんは驚いた顔をしてこっちを見てきた。 堅「相変わらず、すごいな」 美樹「何が?」 堅「(なんでこいつはこうも、無自覚なんだろう…)」 けんちゃんは何か言いたそうだったけど、何でもないと言って理事長室から出て行った。