月曜日、あたしは少し緊張の面持ちでバイトに出た。
その日のシフトは午後から。
だから当然、もう裕翔……城崎さんはいるだろう。
「よしっ……」
そして、店に入る直前、軽くぺちっと頬を叩いて、控室へと入った。
「おはようございまーす!」
お店の決まり上、たとえ午後からだろうと、夕方からだろうと、最初の挨拶は「おはようございます」。
それにすっかり慣れてしまっているので、とくに抵抗はない。
「おはよう」
「おはようございます!」
控室には、同じ時間に入る先輩が一人いるだけだった。
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