明のキスが好き…。

最初は重ねるだけの…
そしてついばむようなキス…。


「ん……あき…ら…ッ…」


それから明の舌が、あたしの口の中に入ってきて、
お互いを求めるように絡ませる。


あたしは自然と、明の頭に腕を回していた。


それは、この先に進める合図。
ソファーの上で、明はあたしをそっと押し倒した。


(夕菜……)


「!!」


一瞬、裕翔の顔が浮かんでしまった……。