明の彼女であることを選んだのはあたし。

一度振り切ったはずなのに、やっぱり明を見捨てることは出来なかった。

だから裕翔への想いを永遠に封印すると誓ったはずなのに……




「あい…たいよぉ……」




彼に逢いたくて仕方ないのはどうしてだろう……。



名前を呼んでほしい。

抱きしめてほしい。



キスして……

あたしを求めてほしい……。



彼を想うだけで、体が熱くなる。