毎日が幸せだった。
明といる日々が……。
この生活に、終わりなんてないと思ってた。
それなのに……
「ゃっ……」
強引に口づけられる唇。
顎と手首を抑えられ、身動きがとれない。
あたしは精いっぱいの抵抗をし、明の唇を噛んだ。
「……っつー…」
「はぁっ…はぁっ……」
さすがに噛まれたことに痛みを感じた明は、唇を離した。
抵抗すればするほど、もっとひどい目に合うかもしれない。
そう恐れて、見上げた先には……
「……あき…ら……」
「………っ…」
一筋の涙を流した明がいた。
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