家庭科の授業でTシャツを作ったのだが
アタシは恐ろしいほどの不器用で結局授業中に完成できず居残りになった

家庭科室を借りて先生も誰もいない中ミシンの音だけが鮮明に聞こえる
早く終わらして帰ろうと思ったがなかなか終わらなさそー…

憂鬱な気分でミシンをひたすら動かす
ミシンと時計の秒針の音だけが聞こえるこの空間
嫌いではないけど好きでもない
でも早く帰りたいという気持ちだけは募る

その時アイツもきた