「汚らわしい…?それはお前だ木下。クズ以下だわ」
「ハァ?」
先生は私と木下君が裸で一緒に写っている写真を拾うと
一気に破った。
私の部分だけは残し、木下君の部分は細かく破り裂いた。
「まりあちゃんは綺麗だよ。純粋なままだ。でもてめぇが茉莉亜茉莉亜って呼ぶたびにまりあちゃんの心はどんどん濁ってんだよ」
「俺は…」
「この写真をネタにまりあちゃんと無理やり付き合おうって時点で汚いんだよ。こんな写真…!!!」
「うわっなんだよ触んな!」
木下君のポケットの中にある携帯を先生は探し当て床に落とした。
「これで終わりだ」
先生の足の裏で携帯はぐちゃぐちゃに。
「俺の生徒に手出す奴はまじで許さねぇ。二度とまりあちゃんに近づくな。この携帯みたいになりたくねぇならな」
「ど、どうせそんなことできないだろ!先生なんだから!!」
「…なんならためすか?」
木下君は一気に震えあがる。
「う、うわああああああああ」
部屋から逃げるようにして出ていった。