「えっ?何!俺のこと知りたいの?かーわいいなぁー♪」
先生は私の頭をわしゃわしゃと撫でる。
「や、やめてくださっ…」
「教えてあげる♪俺の名前は清川恭平。気軽に"キヨ"って呼んでね」
「せ、先生なのにあだ名なんかで呼べません!っていうか手どかしてくださいーっ」
「なんだよなんだよー俺らの仲じゃんまりあちゃん♪」
一層私の頭をわしゃわしゃと撫でてくる。
私どうしたらいいの!!
「あっ!やっべもう学校始まるじゃん。まりあちゃんいくよ!ダッシュ!」
「えっ!?あっ…ちょっ!先生…!」
手首をつかまれた私はもう一緒に走りだすしかなかった。