そして、その日からあたしと龍冴の
間に桜が入った。
あたし達、3人組はいつも一緒だった。


いや…、正式には2組が一緒だった。

あたしは桜と龍冴の後ろを付いて
行くだけ。
会話さえ入っていけない。






~***~***~***~***~***~


そして、月日が立ち…約半年。
龍冴と桜はあたしに交際発表をした。

それを聞いたあたしは、まるで
トンカチにでも殴られたかのような
衝撃を受けた。


でも、そんなことは表に出さず…。

「よかったね!おめでとうさん。
 2人供、お似合いだよ♪」と

空々しい嘘を付いた。