「雪、おはよー」

「…おはよー、じゃないわよ。」

親友は不機嫌だった。

「昨日どんだけ苦労したと思ってるの!『和葉ちゃんどこいったんだよー』…ってアイツらウザかったんだからね!」

そう思うなら私を誘うなよ…

「しょうがないじゃん。昨日もお母さんが…」

「…またなんだ。それじゃ、しょうがないね。」