男性の声にしては少しばかり高い声。思わず気になって、駅の外に出てきた。

「君をもっと 愛をもっと 欲しいのさ~♪」

そこに居たのは、は自分と同じくらいの年齢の男の子だった。
しばらく見とれた。そして、歌い終わったら、

―パチパチパチ

拍手をする事しか頭になかった。