かなしい小説よんで


自分もかなしくなっちゃって、


気づいたら目からあふれていた。



なんてことはよくあることだ


だけど


気づいたらちがうことであふれてる


ちがうこと、は


自分にとってかなしいことで、


でも小説よんで泣くようななみだじゃなくて


日常でよくあることだった


その日常では泣かない


でも


その日は


お腹がへっていて、
家に人がいるけどいなくて、
ひとり部屋にいて、
ベッドに横になっていて、
明日はがっこうで、


なんでもないようなことが


全部かなしくて


かなしくて


明日からどうしよう


とか


明日からどうやって息をすればいいのか


わからなくなって


かんじょうが高ぶって、


なんかワケわかんなくなって、


無駄にながれているそれはとまんなくて、


考えたくもないのに


勝手に考えて


嫌なほうへ考えて


疲れた。












そしたらまた今日が始まってる。


弱い自分は


強がりになることで


傷つかないように


守ってる


でも


それでさえも


今は苦しい


強がりな自分は


素直になることができない


人とのつながりがこわくてたまらない


それなのに


だれかと一緒にいたい





きっとこの気持ちは


自分だけじゃないんだろうな、と


考えながら、


毎日をそれとなく生きていた



自分