トイレに行くのを我慢し過ぎて、腹痛で早退した事もある生真面Man。

基本、水分の排出は比較的巧くこなすのですが、固体の方は時間がかかる事に気を揉み、体調不良とあい重なり強引に店長が帰宅させたのです。

もちろん翌日の二重っぷりには目を見張るものがあったのですが、帰宅した事で反省をした生真面Manは、以後

「少し長くなります……。」

と耳打ちしながらも、自然の摂理を守っています。

レジのお金が合わず、1万円もの違算を出した時は二重どころか、目を閉じて動きませんでした。

瞳を閉じ、顎を上げて唇を硬く結び、口角を上げて力むお悩み顔は、天を見上げ微笑んでいるかの様に。

タイミング悪く、その日は生真面Manのレジ担当時間が長く、責任を過大に感じてしまった為です。

閉じているのか開いているのかわからない眼で何度も計算をし、翌日になって他のバイトの処理ミスが発覚して事なきを得ました。

深夜まであれこれと悩んだあげく、寝不足で腫れた瞼でしたが、発覚した安堵感に揺るんだ顔を見て、何故か『セサミストリート』を連想した私。