またある日の午後……。

店長の差し入れを人数分に足りない事を知らずに食べてしまった生真面Man。

その事に責任を感じ、更に大いに後悔した彼は、翌日自分が差し入れをもって来たのです。

たまたまバイト明けで急ぎで帰る者が多かったせいで、差し入れされたバームクーヘンは夕方までに冷蔵庫に収納され、その日は二重を貫き通しました。


仕事ではすこぶる良く働く生真面Man。

新入りが居ても、おかまいなしに進んで我先に仕事をこなします。

生真面Menがもしその新入りなら、気を使って二重になる位に……。

たまに新入りや他のバイトが生真面Menの仕事(因みに皆の仕事)を先取りすると、相手を気遣うあまり二重でニヒルに決めるのです。