どうしよう…。
突然の告白で逃げてしまった…。
だって…ありえないでしょ…。
私なんかに告白って…。

「た、ただいまぁ」

「「あ。おかえり~」」

ばれてないよね…。うん…。

「花菜。もしかして告白された?」

え…。美夏…。
なんで気づくの?

「いや、その…。」

「え~~~!!花菜、告白されたの?
 誰に?誰に?」

「し~~!!声でかいよ亜優!!」

もぉ~本当に~!
もう少し静かにしてよぉぉぉ

「あっごめんごめん!」

「それがね…。橋田君から。」

学校一のイケメンって言うのは
橋田君のことなんだ…。
すごいかっこよくて私の手の届かない人っていうくらい。
下手したらアイドルになれるかも。

「「え~~!!」」

そりゃ~びっくりするよね…。

「っでどうしたの?返事!!」

美夏…話の進め方が早くないですか??

「それが…逃げてしまって…」

「何でにげたの~!!返事しなさいよ~」

美夏…なんか怖いんですけど…。

「いや…その…私好きじゃない…」

橋田君のことはかっこいいと思うけど・・・
きっと私は橋田君のことが好きじゃない…。

「じゃ~誰がすきなの~?」

あっ…。
え…。
っとさに浮かんだのは
あの人…。
そう…。
テレビの中のあなた…。

”游君”

でも言えるわけがない。
これが恋なのかさえ私にはわからない。
 
「今はいないかな!」

これでいいよね…。