「ゆうさん」

「あ。游でいいよ!」

「いえいえ!そんなことできません。」

「じゃ~いつもはなんて読んでるの?」

「游君…です。///」

「ジャー(游くん)で!」

「はい!」

優しすぎるよ…
ますます好きになっちゃう…
でも私は応援するって決めたから!

「で、どうしたの?

「あ、あの…
 私思ったんです。
 結果はどうであろうと
 気持ちを伝えたほうがいんじゃないでしょうか?
 10年も一途でいて私はすごいと思いましたし…
 その相手の方は10年も一途に思われて
 うらやましいぐらいです。」

「ありがとう。なんか勇気づけられたよ‼‼‼」

「いえ、こんなことしか言えないので」

「花菜ちゃんはいないの?好きな人」

「いますけど…私のことは大したことないので」

「そんなことないよ!花菜ちゃんも一緒に頑張ろう!」

「はい!」

「俺。告白してみるね。
 結果がどうであろうと…」

「頑張ってくださいね‼‼」

「うん!」

なんだか、
游くんってアイドルじゃないみたい。
普通に恋をして・・・
普通に話せて。
人間だから当たり前かもしれないけど、
テレビの中にいた游君は
そう思うくらい私にとって
遠くて遠くて手を伸ばしても
届かなかったから…。