公園公園…。

公園とは聞いたけど・・
私、場所知らないよ~~~~~~~。

近くの公園…。

あ!
あれかも‼‼‼






静かな公園…
誰もいない。
ここであってるのかな!?!?

トントン

「はい!」

「あ、さっきはどうも」

游君だ!

「いえ!こちらこそすいませんでした。 
 けっしてわざとぶつかったわけではなくて
 その、前に行こうと思ったら
 いろんな人とぶつかっちゃって
 その勢いで前にこけかけてしまって
 気づいたらあの状況になってたんです。 
 すいませんすいません。」

「ふふ…」

ん?今、笑った?

「あの~…どうかしましたか?」

「いや…なんでもないよ!笑
 ただ、おもしろいな~っておもって!」

「こっちは真剣です~///」

「ま、とにかくケガなくて良かったよ」

優しい…。
私のことさすがに覚えてないよね…。
私ですら覚えてないんだもん。

「名前なんて言うの?」

「花菜です!」

「花菜ちゃん?」

「はい!」

//////
名前で呼ばれちゃった。
恥ずかしい。

「花菜ちゃん…花菜ちゃん…」

ん?なんだか様子がおかしい…

「どうかしましたか?」

「いや、何でもない何でもない。
 それより、何歳?」

「私は、14歳です…。」

「14歳…14歳…」

さっきからなんか游君の様子がおかしい…。

「大丈夫ですか?」

「あっ、ごめんね。ついぼけっとしてしまって」

そういうところもあるんだ。
可愛い…。笑

「あ、俺は游。30歳」

「はい!知ってます‼‼」

「まじ?やった~」

か。かわいいいいいいいい

「あのさ、かなちゃん!
 こういう話ってアイドルがしていいのかわかんないんだけど
 聞いてくれないかな?」

「いいですよ!!!何でも聞きます!」

どうしたのかな?
何か悩みがあるのかな?

「おれさ、初恋の子が今でも好きなんだ…
 でも、その初恋の子は僕のこと覚えてないと思うんだ。 」

初恋の子?…。
私、游くんの相談役か…
まーとしも離れてるし・・
当たり前だよね。。

「その子のこと今でも好きなんですか?」

「うん。好きだよ!
 でも、かなわないかもな…。」

「どうしてですか?」

「もう。10年ぐらい前の話なんだ…。」

「すごいですね。そのことのことずっと思ってるんですよね?」

「そうだよ。どうしたらいいかわからないんだ
 相手は年も離れてるし…
 俺もこの職業だから幸せにできる自信なんてない
 傷つけるかもしれない。」

游君は游君なりにいっぱい考えてるんだ。
だれよりもたくさん。
相手が傷つかないように…。
たくさんたくさん考えてるんだ。
年は離れてるけど…
私、游君のこと好きになってよかった。
こんなにも一途な人を好きなってよかった。
だから、私は游君の恋を応援する…。