「あのね、悠・・・。
聞いてほしいことがあるんだ。」

「何?」

「悠と付き合ってもう1年半でしょ。
それまでにキスとかは、1回しかしたことがないでしょ。」

「うん・・・。」

「それでね、私、不安だったの。」

「えっ、そうだったの?」

「うん。」

「だって、1年半も付き合ってたら、
エッチもキスも、もっとするでしょ。
けど、悠はしてくれないから・・・
私、恋人としてじゃなくて・・・
幼なじみにしか見られてないのかな・・・
って・・・」

大粒の涙が、私の目から落ちた。
まだ、話しただけなのに・・・
なんでだろう?

こんなに泣いたら悠が困っちゃうよね。

悠は、
「ごめんね。」
と何回もあやまって来る。

私が余計なこと言うからいけないのに
悠はやさしいね。