二人はどうするか話し合っているが、

もう無理………

全然ついていけない。


そういえば、

カルもかなり頭良かったよな………


じゃぁ4人のうち、

頭悪いの俺だけ!?


俺でも学校では中の上くらい

ってところなのに………


俺だけ浮いてる………


これからの旅の中で、

一人だけ話に入れなかったらどうしよう………


そんなことを考えているうちに

話し合いが終わったのか、

コウが俺に話しかけてきた。


「えっと………
難しいこと省いて、
ノイにも分かるように言うと………
ユイの魔法で少し変装していく。
そんな感じかな?」


「俺にもわかるように…は、
余分だっての!!」


-

俺たちはユイの魔法をかけ、

準備を終えた。


髪の色と顔を少し変えて、

服装も兵隊と同じものに変えた。


それだけでかなり別人のようになった。



「さぁ行きましょうか!!」


俺たちは城に向かって

走り出した。



待ってろよ……カル…………


今助けてやるからな!!


不安がないと言えば嘘になるが、

俺の目には希望が映っていた。