俺とユイとコウの3人は

旅の大きな大きな荷物を前に悩んでいた………


「どうするんだよ……
これ………」


俺とコウが口をそろえて言った。


「気にしない気にしない~」


そう言ってユイは、

笑ってごまかした。


「ノイさん、
あの時の緑色の石ありますか?」


俺はユイに緑色の石を手渡した。


ユイがその石に触れると、

その石は強い光を放ち始めた。


ユイは目を閉じた。


すると、

あの鳥のような生き物が現れた。


「うおぉー!!
魔法か!?魔法か!?」


初めて魔法を見せてもらった俺たちと

同じような反応をしていた………。



「そんなとこですかね…?」



俺はこの鳥のような生き物に乗って

ユイと逃げたときに、

ユイが言っていた言葉を思い出した。



-この魔法には、
少し秘密がありまして……-



秘密………?


なんだろう………?


「ノイッ!!何してんだ!?
置いてくぞ~!!」


ユイとコウは荷物をのせて

鳥のような生き物の上で待っていた。