神様…………


なんで……


なんで…………

ユイが王女なの……?


絶対に結ばれない運命だって、

決まってるのに……


だったら……


だったら……


なんで……


なんで、神様は…


俺にユイを好きにさせたの……?


なんで……?

はじめから……


いや……


始まる前から……


決まっていたその運命を俺は恨んだ……


なんで……


ユイ……


ユイ……


無理だよ……。




俺じゃ……

ユイをどこかへ連れて行くなんて……

できないよ……。



俺なんかじゃ……

ユイを助けることなんて……

できないよ……。


できないよ…………。



ユイ……


ユイ……