「ユイ!!」

俺は叫んだ。



ユイが振り返る…………



愛しい……


ユイが悲しい顔をしている様に見えた……



ユイ……?



俺はユイのそばまで駆け寄ると

今度はいつもの声で、

こう言った。



ありのままの俺で、

ありのままの気持ちを

伝えたかったから……



「話があるんだ……
今から、話せないかな……?」



その言葉を聞いて

ユイの瞳から一粒の滴が流れおちた……


ユイ…………?


どうしたの…………?



そんな悲しい顔をしないで…………



そんな悲しい瞳で俺を見ないで…………



笑ってよ…………


あの笑顔を見せてよ…………