その日、

コウが寝た後

ルクは一人で外にいた。






コウさんには秘密だけど………。


ルクは、

本の続きを書いていた。





その内容は………

ルクとユイ、そしてノイの秘密………




3人の過去………


手首の紋章の秘密………。




「私ね………悩んだんだ………。
このことを本に書くか………。
だけど、やっぱりノイさんには
このこと知ってもらいたいんだ。」



そう言ってルクは、

本に記していった。




本の最後の方のページの

真ん中を切り抜き、

そこにあの緑閃石をはめ込んだ。



この緑閃石に

私の知っていることの

すべてを記しておきました。




そして

ルクは、

本を閉じた………。