『ルイク』の木の下に

ユイのお墓は建てられ、



その少し離れた場所に

カルのお墓が建てられた。



国王たちが帰り、

太陽が沈んだとも

コウとルクは二人のお墓の前にいた。



「ここでユイとノイは
何を話したんだろうな?」


「なんだろうな~?
全然わかんないや。
あの二人は結構、特別だからね。」


「特別………?」


「そう。特別………。」


「どういうこと?」


「さぁ、そのうち教えるよ。
二人とも背負ってるものが大きいんだよ。」


「ルク~、
教えろよ~!!」


「また今度ね?
でも、私はノイもユイもカルさんも
大好きだったけどなぁ。」


「俺もだし!!」


その時、

空でひとつの流れ星が流れた。



気付けば、

空は満天の星に覆われていた。




「きれい~!!」