「この魔法は、
封印の魔法なの……。

封印が解けたときには、
私のことも、
この冒険のことも、
私にかかわることの
全てが忘れてるから安心して?

今まで……
私のために……

本当にありがとう……。

こんな私は、
忘れられるから……。

封印が説かれて、
次生きるときは
何にも縛られずに自由に生きて。

そして、他の誰かを愛してあげて?

その人を精一杯幸せにしてあげて……」




「ユイ!!
嫌だよ………ユイも、
ユイとの思い出も
俺にとって何よりも大切な宝物なんだ!!
俺はユイが好きなんだよ!!!」




「ノイさん……
ごめんね……?
そして、



ありがとう」





「ユイ………

俺わかんないよ……

ユイ………ユイと一緒が良いよ……


ユイ…………



ユイ………………」




魔法が

切れかけているのが分かる……