「ユイをさらい、
危険な目にあわせたお前たちは
大きな罪を背負う者たちだ!!
のこのこと帰ってきおって!!」



国王は俺たちを

許してなんかいなかった……。


俺たちを捕えるために

城に招き入れたのか……。


側近兵たちがいる。


俺たちには

どうすることもできなかった。




大切な人たちが、

危険な目にあわされている。



俺の頭の中で

その言葉が膨れ上がってきた。


俺が守らなきゃ。


絶対に……


絶対に諦めちゃいけない。



俺は、

カルとコウの方を見た。


カルとコウも

同じことを考えていた。


カルが、

ウインクをした。



行動開始だ!!