俺たちの前に

たくさんの豪華な食事が並ぶ。


俺には

見たことのないような

食べ物もあった。


俺たちは、

席に座り

国王と話しながら

食事をしていた。


国王がたまに言うジョークが、

新鮮で面白かった。



「ユイの父さんって
いつもこんな感じ?」


「そうだよ……」


楽しい食事をしていると、

時間が早く感じる。


部屋の中に

マトなどのたくさんの

側近たちがやってきた。



「おぉ!
久しぶりやん!!」


マトの陽気な挨拶に

何故か少し恐怖を覚えた。


何故かって言うか、

カルを助けに行った時も

マトは怖い……。


優しい笑顔をしているのに、

何故か怖い……。


ごめん……マト!!