俺は………


俺は………………


………………………


-まもなくルイクに到着します


その言葉に俺は

現実に引き戻される。


いつの間にか俺は、

眠ってしまっていたようだ。



あまりにもリアルな夢だった………


全身から冷や汗をかいていた。



俺は最後まで誰も守れずに、

俺が弱いから

カルは俺を守るために傷つき……



最後の最後に見たユイの

言葉が…

涙が…

心に突き刺さった。


ユイが最後に言った言葉は

思い出せないけど、

だけど悲しい言葉だった……。



俺は必死に夢のことを

忘れようとしたけど、

どうしてもできなかった……。



俺とコウは、

ユイとカルを抱え

病院に向かった。


医者に二人を渡すと、

やっと俺とコウは安心することができた。


全身の緊張がほぐれ、

いつの間にか廊下で座ったまま寝てしまった。