昼休みケンジは、メーリングリストの中から"The Pound Band"を選択して一斉メールを流した。
『今日PM5:00集まれる人、いつもの所に集合。』
ベランダで女子の観察をしていたシンが、携帯を見てケンジの所にやって来た。
シンは右手でピースをすると、
「了解!」
と、だらしない顔で言った。
放課後、ケンジとシンはいつもの公園に向かった。
「なぁケンジ、メンバーも揃ってきたし、そろそろどっかで演奏会しねぇ?」
移動中の電車内で、シンは軽い感じで言った。
「は?まだだめじゃん。新しいメンバーもやっと慣れてきたとこだし、第一人に見せれる程上手くない。」
ケンジはピシャリと言った。
「だな。」
その意見にシンも同調したが、何か含みのある言い方だった。
「まぁでも、そう言うのがあると皆もやる気でるよな!」
ケンジはフォローするように言った。
「だろ?そうだと思うんだよね。目標って言うほど大きなもんじゃないけど、楽しいじゃん?」
シンは得意げに言った。自分の意見がケンジに認められたのが嬉しいのだ。
「考えとく。」
ケンジは素っ気なく言った。
桜ケ丘公園の最寄り駅に着くと、コインロッカーから大きな袋を取り出した。
それをそれぞれ持って長い坂を登っていった。
公園には何人かが既に着いていた。
今日は月曜日なので、高校生がほとんどだ。
「ケンジ~!!」
二人が来たのに気づいた女子が手を振った。
ショートボブのその女子は、公園の入り口まで二人を迎えにきた。
「待ってたよ!」
その女子は満面の笑みで二人の顔を見た。
「おう。」
二人は普通に答えた。
「早く練習しよっ!今日はどうする?パート別に練習する?」
その女子は、ケンジに支持を促した。
「そうだな、最初にパート別にして、最後は合わせてみようか。」
ケンジは今日の支持を出した。
ケンジはこのスティールドラム・オーケストラ、"The Pound Band"の設立者だった。
『今日PM5:00集まれる人、いつもの所に集合。』
ベランダで女子の観察をしていたシンが、携帯を見てケンジの所にやって来た。
シンは右手でピースをすると、
「了解!」
と、だらしない顔で言った。
放課後、ケンジとシンはいつもの公園に向かった。
「なぁケンジ、メンバーも揃ってきたし、そろそろどっかで演奏会しねぇ?」
移動中の電車内で、シンは軽い感じで言った。
「は?まだだめじゃん。新しいメンバーもやっと慣れてきたとこだし、第一人に見せれる程上手くない。」
ケンジはピシャリと言った。
「だな。」
その意見にシンも同調したが、何か含みのある言い方だった。
「まぁでも、そう言うのがあると皆もやる気でるよな!」
ケンジはフォローするように言った。
「だろ?そうだと思うんだよね。目標って言うほど大きなもんじゃないけど、楽しいじゃん?」
シンは得意げに言った。自分の意見がケンジに認められたのが嬉しいのだ。
「考えとく。」
ケンジは素っ気なく言った。
桜ケ丘公園の最寄り駅に着くと、コインロッカーから大きな袋を取り出した。
それをそれぞれ持って長い坂を登っていった。
公園には何人かが既に着いていた。
今日は月曜日なので、高校生がほとんどだ。
「ケンジ~!!」
二人が来たのに気づいた女子が手を振った。
ショートボブのその女子は、公園の入り口まで二人を迎えにきた。
「待ってたよ!」
その女子は満面の笑みで二人の顔を見た。
「おう。」
二人は普通に答えた。
「早く練習しよっ!今日はどうする?パート別に練習する?」
その女子は、ケンジに支持を促した。
「そうだな、最初にパート別にして、最後は合わせてみようか。」
ケンジは今日の支持を出した。
ケンジはこのスティールドラム・オーケストラ、"The Pound Band"の設立者だった。