たぶんさっきのことだろうな…

ふー

深呼吸をし
岡本に電話をかける。


プルルル、プルルル

「もしもし?」

「もしもし?岡本?私」

「おぉー、………」

「え、何か用があったんじゃないの?」

「まぁ。さっきさ、お前の様子おかしかったから心配でさ…」

自分のささいな変化を見逃さず
心配してくれる岡本に
不謹慎だけど喜びを感じる

「あぁー、ごめんね。心配かけちゃったよね。大丈夫だから、気にしないで!」

「悩みがあるんだったら相談しろよ!お前は俺の大切な友達なんだから!」


大切な友達……

普通なら喜ぶべきなんだろう
でもこれほどまでに
私の胸を締め付ける言葉はない