「行くのか?行かねーんか?
今日は部活ねーだろ?」

「ん・・・あーどおすっかな?」

隆我が聞いてきたので、曖昧に答えた。

「行ってやれよー!!彼女なんだろ?」

「うん・・・まあ行くか。」

俺は放課後に図書館に行くことに決めた。


---放課後


俺が図書館に向かうと、日野はもうすでにきていた。


「遅くなってすまん。でなんか俺に用?」


俺がそう声をかけると日野はゆっくり伏せていた顔をあげた。


「あ・・あのね・・・、私たちって・・付き合ってるよね?」

「もちろん。まあ、俺それらしいことひとつもしてやってねぇけど」

「だッだから・・・これから・・一緒に帰ってもいい?」

日野は不安げな顔で俺を見つめてくる。

俺は、今まで帰るのは1人か悠宇翔や隆我と一緒だった。

でも別に日野と一緒に帰ってもいいんじゃねーかと思った。


「いいよ。一緒に帰ることにしよう。
でも、日野は茶道部で俺らバスケ部より終わるの早くねーか?」


「あ・・それは大丈夫!!私、体育館のところで待ってるから。」

「いいのか?」

「全然平気だよ。じゃあ、もう帰ろうかな?」


「んじゃ、送ってく。今日から一緒に帰ろーぜ。」

「本当?ありがとぅ」

俺と日野はカバンを持って一緒に帰った。