司side
4月に行われた女子バスケ部の試合。
そこで起こった悠宇翔のあの怪我。
悠宇翔は今頃、稲葉と一緒にいるのだろうか。
そんなことばっかり考えてた。
4月の終わり、悠宇翔がバスケ部を退部する報告が津島の声で隣のコートから聞こえたとき、俺は耳を疑った。
悠宇翔・・・。
俺はお前の心配ばかりしてんだぜ。
「司!!
どーしたのそんな暗い顔して?」
長く学校を休んでいた幼馴染の悠宇翔の声。
たった数日会わないだけで懐かしく感じる。
俺が振り返ると、悠宇翔はスタイルのいい身体を車椅子に乗せていた。
・・・・・車椅子!?
「車椅子・・・?」
「そ。なんか左足の靭帯痛めたし、右足捻挫してるし右足が治るまでは車椅子がいいだろうって言われてさ!!」
なんて明るいんだ・・・。
俺がどんだけ心配してたと・・。
「いつバスケ部に戻るんだよ?
悠宇翔のことだからバスケやるだろ?」
「・・・・・バスケ部にはね・・・
もう、戻らないよ。」
4月に行われた女子バスケ部の試合。
そこで起こった悠宇翔のあの怪我。
悠宇翔は今頃、稲葉と一緒にいるのだろうか。
そんなことばっかり考えてた。
4月の終わり、悠宇翔がバスケ部を退部する報告が津島の声で隣のコートから聞こえたとき、俺は耳を疑った。
悠宇翔・・・。
俺はお前の心配ばかりしてんだぜ。
「司!!
どーしたのそんな暗い顔して?」
長く学校を休んでいた幼馴染の悠宇翔の声。
たった数日会わないだけで懐かしく感じる。
俺が振り返ると、悠宇翔はスタイルのいい身体を車椅子に乗せていた。
・・・・・車椅子!?
「車椅子・・・?」
「そ。なんか左足の靭帯痛めたし、右足捻挫してるし右足が治るまでは車椅子がいいだろうって言われてさ!!」
なんて明るいんだ・・・。
俺がどんだけ心配してたと・・。
「いつバスケ部に戻るんだよ?
悠宇翔のことだからバスケやるだろ?」
「・・・・・バスケ部にはね・・・
もう、戻らないよ。」