「ねえ君、代表挨拶してた子だよね?やっぱ可愛いなー!」

まずい・・・。この人は確か中学の時からナンパで有名な神地凌介。

ほかの中学校だったはずなのに、私がいた中学校までその名前が知れ渡っていたのだ。

「ええ、そうよ。」

ここは冷静に上品に対応しなくては。

落ち着け私。

「何か御用かしら。」

我ながらいい対応。

「今から時間ある~?一緒に遊ぼうよー。」

うわっ。やっぱりナンパ・・・。

「ごめんなさい。私今から代表生徒として、先生に呼ばれているの。だから行かないと。」

適当な嘘でごまかしておいた。

「えーーー。そか・・・。頑張ってね。」

と言い立ち去ろうとした神地凌介の後ろから