「やっほー!!元気?えーっと、佳奈ちゃんと蘭ちゃんだっけ?応援に来てくれてるの?嬉しいなぁ!!」
このテンション、この声。まっ、まさか・・・!?
「きゃー!神地君!お久しぶり。名前覚えててくれたんだぁ!」
「おっひさー。佳奈ちゃん。名前?俺女の子の名前ならどんだけでも覚えれるんだ!すごくね!?天才だろ俺!!」
そう、神地凌介。この人は本当に危険人物。
「やあ!蘭ちゃん。お元気?相変わらず美人だなぁ!!どう?球技大会なんてお子様臭いことやってないで、俺といいことしにいかない?」
なっっっ!?なんなのこの人ー!
普通に考えておかしいことを、さらりと言ってるんですけど!?
頭悪いのこの人?おバカなの?クレイジーなの!?
「ごっ、ごきげんよう。神地さん。」
「蘭ちゃん、相変わらずお嬢様だな!で?俺のお誘いの返事は?」
なにぃい!?こっちとしては、挨拶をしてあげただけでも、十分親切にしたのに!?
あんな意味の分からないような返事をくれだと!!
ふざけんじゃないわよっ!神地凌介!!
「あっ、あははは・・・・。」