「はるか…、好き…っ」
いつも強気の瞳美が、目を潤ませてる。
そりゃ、遥夏君も理性保てない訳だ。
「何て?」
遥夏君が、意地悪そうな
それでいて 愛しくてたまらないような
表情で瞳美に聞き返す。
普段なら、怒って遥夏君を殴りかねない瞳美が
「イジワル…っ」て言って、
溜まっていた涙が溢れるもんだから、
遥夏君は、
「ヤバイ、これ以上
顔みたら襲いそう。」
と言って瞳美を抱き締めた。
ななななな何てこと言うんだ!!!
見てる私が真っ赤になる。
完全にいつもの二人じゃない。
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