「あ…暑いから…!

うん、今日、凄く暑いから!!」


こ、これは、いい口実じゃない!?


ピトッ…


えっ……?



「俺の手、冷たいでしょ?」



心の少しひんやりした手が

頬に触れる。


私が、小さく頷くと


「香澄、可愛い」って

心が呟いた。

何で…

そんなこと…


…どうか、ドキドキばれないで…