「神崎ー!これお前の?」


不意に前崎が、ピンクのシャーペンを持って私の所にきた。

「あ!本当だ、私の!

どこにあったの?」

「どこっていうか、

前、俺が筆箱出すのめんどいなーと
思ってるときに

たまたま机の下に落ちてたシャーペン使ったの。

んでー、誰のか聞くのダルいし
そのまま使ってたら、

さっき西川に、これ神崎のだって言われた。」