「てかあいつ、本当モテすぎ。 どこが良いのか分からんわー。」 「はあ!?よく言うよね。 あんなイケメンで運動神経よくて、賢い男なんて 世の中に心だけじゃん。」 「うわ、ちょっとマジ顔で言わないでよ。 キモいわ。」 「死ねよ。瞳美」 そんな、バカみたいな話をしていると 心が帰ってきた。 「あれ?チョコは~? もらってないの?」 「ん? …あ、香澄」 心がいつもの関心なさそーな声で言う。