天野君は私の近くに来て
ストラップをジッと見ていた。
「女子ってこーゆーのが好きなの?」
「え、あ…と
皆ではないけど、私は大好き…」
思わず緊張してしまう。
普段私は彼とあまり話さないから
私なんかが近くに寄れる
スペースがない…
「栗原さっきからずっと見てたのに
買わないの?」
「お金があんまり無くて……」
「あぁ、そういうことか」
天野君は納得したように頷いていた。
「栗原だったらどれが欲しいの?」
天野君、誰かに何か
プレゼントするのかな?
女の子、かな?
だったら嫌だな……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…