―――ガラっ
私を引っ張っている男が目の前にある障子を開けると、
そこには、2人の男がいた…。見たことある…。
てっか、写真で…?
「お、来たか。座れ」
と右の男が言った。
私を引っ張った男は、私の隣に座った。
私が突っ立てると、
「おめーも、座れ」
むっ!偉そうな!!
私はその場で座った。一応正座で…。
「突然だが、お前何処の者だ?長州か?」
長州…。やっぱり、聞いたか。
長州と言うと‥あ、山口県か…。
こいつらが、信じるかは知らんが、
「と・・未来から来た江戸の者だ」
というと、右男が、
「はぁ?未来だと?ふざけんじゃねぇ。証拠もねーくせに。それに名はなんだ」
イラッ
「はぁ?ふざけてんのは、てめーらだろう?何だこれは??時代劇か???ってか、人に名を聞くときは自分の名を名乗るのが礼儀だろ!!そんなのも知らねーのかよ。この偽武士じじぃは!!」
「んだとてめー!!」
と、右男に逆切れされた。
すると、左男が、
「まぁまぁ、2人とも落ち着け。その子の言うとおりだ」
ふっ!
「ざまーみろ、じじぃ」
「んだと」
「落ち着け。」
「くっ」
ふっ。悔しそうな顔www